富士スピードウェイにてレーステックのテストをしてきました!
以下はテスト報告のコピーです。
2007年5月19日「土」メッツラー・レーステックK0テスト報告
場所=富士スピードウエイ
路面=ドライ 気温20℃
ライダー=作田隆義「さくたたかよし」
マシン=スズキGSXR750 05年モデル ジムカーナ仕様
タイヤエアー F=2.0kg R2.0kg
Fタイヤ
このフロントはホイールに取り付ける以前に触った感じは
今までに経験の無い位「硬さ」を感じるタイヤでした。
それは経験のない事からとても不安を感じるものでした。
しかしそれは走り始めて直ぐに間違いだった事に気が付きます。
最初のイメージとは違いシナヤカさを感じるほどでした。
段々とウォームアップをしていくのですが、最初から
十分なグリップ力が得られていて安心して走り始める事ができるタイヤです。
走行を始めるとバンク初期の軽さ、そしてステアレスポンスの速さに
気が付きます。 これはジムカーナにおいて大多数のライダーには
切れ込み感として感じる事になるでしょう。特にピッチングモーションの
大きいマシンやライディングをした場合極端に現れるかもしれません。
そして一度バンクが安定してしまうとステアは逆に安定する
方向になります。旋回角度の大きいジムカーナでは旋回途中から
ハンドルを切っていくのが難しい?とか自由度が無い?と感じるかもしれません。
今までに使ったタイヤとは明らかにハンドリングに癖を感じるタイヤです。
しかしこの両方の特性を上手く利用、マシンセッティングができれば
速い旋回から安定したフロントを利用して早めにアクセルを開けていく走りで
タイムをつめていく可能性を感じるタイヤです。
また今回の走行でアブレーションが荒く出てしまって事や
剛性バランスを考えると、K0ではなくK1のもう少しゴムが硬く
ケース剛性の違うタイヤの方がジムカーナには合うのかも?とも思いました。
機会があればテストしてみたいですね!
Rタイヤ
レンスポルトの時からリヤタイヤの特性は気に入っていたのですが
今回のレーステックもやはり素晴らしい特性を持っていました。
グリップ力は今のハイグリップのタイヤの標準的なグリップ力だと思います。
しかしそれ以上に滑り出してからの安定感、コントロール性が素晴らしく
この辺りは他メーカーに一歩リードしているように思います。
走っている時の感覚は横に滑るのではなく、進行方向斜め前に滑っていく感じなんです!
その為に旋回力を高めながら加速していく感じがします。
またグリップが回復した瞬間も大きく振られるような事も無く次へのアプローチも
楽でした。
ただこのタイヤもK0と言う事で少し柔らか過ぎるようでアブレーションが荒く
出てしまっていました。
ベストタイム
レーステック=1‘28’2
D209GP=1‘27’1
http://zrx-drz.at.webry.info/200705/article_6.html